サービス残業で、340人に3100万円支払い
阪急百貨店(本社・大阪市)が、社員約340人に時間外賃金を支払わない「サービス残業」をさせていたと、天満労働基準監督署から指摘され、昨年2月末までに、時間外賃金として計約3100万円を支払っていたことが分かった。
同百貨店によると、同労基署が昨年1月、大阪市北区の梅田本店を立ち入り調査。02年10~12月の3カ月間で、サービス残業の実態があったことを指摘され、昨年2月、労働基準法に基づいて是正勧告を受けた。
同百貨店は、「社員が退社時にタイムカードをきちんと通さなかったり、時間外勤務を自己申告しなかったことが原因。再発防止に努めたい」と話している。
2004/04/22 毎日新聞