労働新聞記事
2008/06/23---追跡レポ
同僚の心の悩み相談を手助け――ソフトバンクテレコム
ソフトバンクテレコム株式会社(東京都港区、孫正義社長、従業員4,417人)では、産業カウンセラーなどの有資格者が同僚(ピア)の心の悩み相談に乗る「ピアサポーター制度」を展開している。仕事の合間に行うボランティア活動で、社内相談室はちょっと敷居が高いという社員の身近な相談役となり、問題の早期発見・解決につなげることが目的。社内相談室との橋渡し役で、メンタルヘルスの“草の根活動”として定着化を図る。
2008/06/16---追跡レポ
19年連続で年休取得100%――六花亭製菓
年休取得率が全国平均を下回る北海道にあって、六花亭製菓株式会社(北海道帯広市、小田豊社長、従業員1,388人)では、平成元年度から19年連続で有給休暇取得率100%を達成している。個別の長期連続休暇と毎月の取得予定日数を落とし込む2本立ての計画を立て、完全実施まで細かくフォロー。トップダウンにより強行スタートしたが、効率的に仕事をする習慣が次第に身に付き、休みを活用して得た心と体の充実が、仕事の成果につながっている。
2008/06/09---追跡レポ
ホテルマンが大学で講師体験――京王プラザホテル
従業員が職場の仕事を大学で講義――株式会社京王プラザホテル(東京都新宿区、志村康洋社長、社員1,110人)では、社外でのこんな体験を重視した研修を実施している。半期の常設講座を受け持ち、担当者が講師役となり、業務遂行の実際を学生たちに教えているが、社会貢献の意味合いとともに、講義の準備を通じて日頃の仕事を棚卸しし、能力アップのきっかけとする効果も。食材の産地を訪ね生産者との交流を通じ視野を広げるタイプも用意している。
2008/06/02---追跡レポ
「ちょっと在宅勤務」もOK――日本HP
日本ヒューレット・パッカード(東京都千代田区、小出伸一社長、従業員・約5,800人)では、週1日程度の“プチ在宅勤務”を認める「フレックスワークプレイス」制度を導入し成果を上げている。長時間通勤による拘束時間や精神的負荷の削減などにより、生産性向上につなげる。オフィスはすでにフリーアドレスで、働く場所を固定しない考え方が浸透。多様な働き方を進める人事施策の一環で、働きやすい環境を整備し安定的な人材確保をめざす。
2008/05/26---追跡レポ
42項目の取組み徹底へ――NEC・オフィスの省エネ対策
日本電気株式会社(NEC=東京都港区、矢野薫社長、従業員・単独2万2,698人、転結15万4,786人)では、工場に比べ、遅れていたオフィスビルでの省エネ対策に本腰を入れている。空調・照明・給湯機器の設定変更など42の実施項目を完全実施する。当面35カ所で導入し、効果の上がらないオフィスには改善指導を行う。継続的な日常の取組みと並行させ、国内オフィスのCO2排出量を2010年度までに07年度比で最大14%削減するのが目標だ。
2008/05/19---追跡レポ
磨け!課長のコーチング力――共同印刷
共同印刷株式会社(東京都文京区、稲木歳明社長、従業員・連結3,770人、単独2,765人)では、「問題解決型コーチング研修」と、各部門の部長で構成する「OD(組織開発)委員会」の活動を連動させた“課長層のマネジメントスキルアップ策”を展開している。OD委員会が、研修終了後、10カ月にわたり職場でのコーチング実践をサポートし、課長の部下指導力の向上・定着をめざす。検証ミーティングで早目の軌道修正を図る工夫も。
2008/05/12---追跡レポ
アルバイト研修にeラーニング――サーティワンアイスクリーム
B-Rサーティワンアイスクリーム株式会社(東京都品川区、尾崎仙次社長、従業員134人)は、店舗アルバイトの教育に、「eラーニング」を導入しサービスレベルの底上げと均質化に効果を上げている。アニメーションとビデオ映像を駆使し、ゲーム感覚で間違い探しに挑戦するなど、視覚重視の“参加型”で学習意欲を高めた。インターネット環境があれば、自宅のパソコンなどから、いつでも、何度でも1人で予・復習ができる。店長はより密度の濃いOJTに専念することが可能になり、従業員トレーニングの時間短縮にもつながった。
2008/05/05---追跡レポ
キャリアの悩み解決を支援――富士通SSL
富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(富士通SSL=神奈川県川崎市、池上幸弘社長、社員1,070人)では、社員の個性や能力の発揮を支援する「キャリアデザインサポート室」を新設した。「教育・普及活動」を進める一方、自分のキャリアを整理したい若手や、部下のキャリア指導に行き詰まりを感じる上司など「希望者に対する相談」に乗る。時には、個人で解決できない配置転換を伴う問題解決に向け、状況調査と「環境改善への働きかけ」も行う。
2008/04/28---追跡レポ
女性MRにメンター制導入――日本イーライリリー
米系製薬会社の日本イーライリリー株式会社(本社・兵庫県神戸市、ニュートンF・クレンショー社長、社員1800人)では、昨年8月より、女性のMR(医療情報担当者)を対象に2段階の早期離職防止策を導入した。先輩女性MRが一緒に営業テリトリーを回る「フィールドライド制度」で、新人の仕事への不安を解消する一方、キャリア形成に悩む入社3年目社員へロールモデルとなる先輩社員に相談できる「セールス・メンター制度」を実施し成果を上げている。
2008/04/21---追跡レポ
内部通報に外部窓口設置――株式会社アウトソーシング
株式会社アウトソーシング(本社・静岡市、土井春彦社長、従業員・連結7,684人、単独6,959人)では、4月1日より、労働新聞社と連携した「コンプライアンス・ホットライン」を導入した。内部通報の受付窓口を外部に設けて労働者の通報への敷居を低くすることにより、早めの情報提供と迅速な対応につなげる。コンプライアンスの重要性が叫ばれる折、人材サービス業でのモデルケースとなりそうだ。
2008/04/14---追跡レポ
ニーズ多様化でセレクトプラン――帝人の選択型福利厚生制度
帝人株式会社(本社・大阪市、長島徹社長、グループ社員・約2万人)は、2007年7月から、グループ8社の社員約6,000人を対象に、選択型の福利厚生制度「セレクトプラン」を導入した。食事補助手当の廃止分などを原資にコストアップを抑える一方、メニューを充実させ、社員のライフプランに応じて設計できる制度をめざした。自己啓発、ワーク・ライフ・バランス、健康増進などの重点施策関連はポイント単価を高くし、利用率を上げる工夫も。
2008/04/07---追跡レポ
新人の発想力鍛えます――長瀬産業のアイデアマラソン研修
化学品商社の長瀬産業株式会社(東京本社・中央区日本橋、長瀬洋社長、従業員・単独907人、連結3865人)では、新入社員の導入教育のなかで「アイデアマラソン研修」を実施している。新規事業のアイデアを考え、それを同期全員の前でプレゼンテーションし互いに評価する。アイデアを生み出す喜びを体感し、商社マンとして最も重要な新しい事業を発想する力を鍛えることが目的だ。考え方の柔軟な新人を鍛えることで新たな企業文化の醸成につなげる。
2008/03/24---追跡レポ
定年再雇用者に在宅勤務――昭芝製作所
自動車部品メーカーの株式会社昭芝製作所(本社・東京都練馬区、三原佑介社長、グループ従業員147人)では、高齢者の高い専門性と技術力を生かすため、「在宅勤務制度」を導入している。通勤負担を減らし、定年後も長く働いてもらうためのシステムだが、週2回は出社し、現場作業者との意思疎通を図る。すべての業務について、高齢者が就労可能か否かを検証、在宅勤務と併用できると判断し、1人の品質管理のスぺシャリストへの適用を決めた。
2008/03/17---追跡レポ
150字週報で意見吸い上げ――貝印
貝印(本社・東京都千代田区、295人、グループ従業員約900人)では、週1回、全社員が提案を行う「150字週報」を運営している。商品提案から報告、質問までをイントラネット上に書き込み、選ばれた提案には社長が担当部門に直接指示を出す。部門長には進捗状況や結果の報告を義務付け、問題の早期解決につなげる。行動規範をマーケティングに生かす研修の場「スコーレ(企業内大学)」により、社員の顧客意識も高まった。
2008/03/10---追跡レポ
“さよなら残業”へ8つの運動――新日本石油
新日本石油株式会社(東京都港区、西尾進路社長、従業員・単独2408人、連結1万3214人)では、ワークライフバランス実現のための8つの運動「さよなら残業〜アクション8」が成果を上げている。社員が早く帰るための「意識改革」に向けて「20時ルールの徹底」など、現実的な目標を掲げた。同時に、管理職が率先して休暇取得する運動の推進など、上司の意識改革を進め、休みやすい職場環境づくりにつなげている。
2008/03/03---追跡レポ
労災救護活動隊を結成――前田建設工業
前田建設工業株式会社(東京都千代田区、前田靖治社長、従業員3,440人)では、「ずい道等救護技術管理者」の資格を持つ全国の山岳トンネル、シールド技術者から選抜した15人による前田救護活動隊(MRT=マエダ・レスキュー・チーム)を結成した。かつての大事故の教訓を風化させず、万が一、再び発生した際に、的確に捜索や救護活動ができるようにするためだ。社員全員の安全意識の向上を促し、事故の未然防止につなげるのが究極の目的。要請があれば、外部事故にも社会貢献活動として災害救護の支援を行う。
2008/02/25---追跡レポ
管理職のCSR目標達成度を評価――三井化学
三井化学株式会社(東京都港区、藤吉建二社長、社員・連結1万2511人、単独4493人)では、CSR推進のため部長クラス以上に「経済」「環境」「社会」の3軸で目標を設定させ達成度を評価する仕組みを導入した。収益の向上・確保とともに、環境面や、労働災害撲滅、法令順守などの社会面も重要な業績要素として評価する。企業行動指針の実践に向け、行動評価は全社員に実施している。
2008/02/18---追跡レポ
建設産業の魅力伝えます――日建協の出前講座
中堅ゼネコンの労組で構成する日本建設業職員労働組合協議会(日建協=青本健吾議長、組合員約4万人)が実施する「出前講座」が学生に好評だ。大学の講座の1コマを使って、産別役員や、単組から公募した現場主任クラスが、建設産業の役割から職業ライフでの喜怒哀楽までを熱く語り、3K、談合、休めない――といった負のイメージ払拭に一役買っている。働く者の目線で仕事の魅力を伝えることで理解が進み、講座終了時にはゼネコン志望者が増えているという。
2008/02/11---追跡レポ
パートのキャリアアップに道筋――株式会社シェブ
ベビーシッターやハウスキーパーによるサービスを提供する株式会社シェブ(東京都港区、柳基善代表、従業員175人(うち常用パートタイム社員165人))では、「社員転換制度」を整備した。長期に働きスキルの上がったパートを契約社員へ、さらに、専門能力を持った優秀者を職種転換して正社員に登用する。パートにキャリアアップの道筋を示すことで、優秀な人材の獲得・定着をめざす。表彰制度や懇親の場の提供でロイヤリティー向上につなげ、東京都の「モデル企業」に指定された同社の取組みを紹介する。
2008/02/04---追跡レポ
担当を超えた貢献を表彰――NTTデータのTHANK YOU表彰制度
株式会社NTTデータ(東京都江東区、山下徹社長、従業員・単独8,829人)は、信頼し合える企業風土・文化作りの一環として、職場や組織の枠を超えて協力した社員を表彰する「THANK YOU表彰制度」を導入した。協力してもらった相手にネット上から感謝の気持ちを「THANK YOUポイント」として送り、累積ポイントの多い社員を四半期に1回表彰する。組織間の表彰制度との二本立てで、セクショナリズムの打破につなげている。
2008/01/28---追跡レポ
売場横断型OJTに専門職――東武百貨店
株式会社東武百貨店(東京都豊島区、根津公一社長、従業員1800人)では、「しごと改革」の一環として昨年5月から新設した8人のディビジョントレーナーが活躍中だ。取引先の派遣店員を含む売場従業員のOJTと研修を行う教育専門職で、全社レベルの販売力・接客力の強化・標準化の役割を担う。マネージャーや現場での指導的立場にあるセールスリーダーにも実践指導することで、継続的な指導体制を確立し、レベルの維持につなげる狙いである。
2008/01/21---追跡レポ
多様な働き方選べます――オリックスのフレックスオフィス制度
オリックス株式会社(東京都港区、藤木保彦社長、従業員・単独3400人)の「フレックスオフィス」制度が社員に好評だ。外出途中に立ち寄れる「ドロップインオフィス」、パソコンを貸与し、自宅で働ける「ホームオフィス」や外出先でも仕事ができる「モバイルオフィス」――の3つを用意。柔軟な働き方が可能な環境を整備することで、女性社員の家庭と仕事の両立を支援し貴重な戦力の退職を防ぐとともに、全社員の働き方の見直しと業務効率化につなげる。
2008/01/14---追跡レポ
休日訓練・全員参加で役割明確に――大成建設のBCP強化策
大成建設株式会社(東京都新宿区、山内隆司社長、従業員9,089人)では、BCP(事業継続計画)への取組みを強化している。昨年11月には、首都圏、関西圏、名古屋圏でグループ企業との連携も含めた大規模訓練を実施している。48時間以内に顧客先を支援に迎える体制づくりをめざしており、休日に全員参加で、本社・支社合同で実施するのが特徴である。1人ひとりの役割を明確にし、訓練を重ねることで、BCPへの認知度、習熟度アップを図っている。