労働新聞記事

2007/12/24---追跡レポ

職場指導回数を3倍増に――日産のメンタルヘルス強化策

日産自動車梶i東京都中央区、カルロス・ゴーン社長、従業員・単独3万2,746人、連結18万6,336人)は、ココロの健康診断結果をもとに、ストレス度の高い部署に実施する巡回指導回数を大幅に増やした。職場のストレス要員を明らかにすることで、メンタルヘルスの改善・職場の活性化につなげる。部長層から一般層まで3つの階層別に実施している研修も実例をもとにしたケーススタディを充実させ、知識の理解と習得に力を入れている。

2007/12/17---追跡レポ

業務改善と意識改革が2本柱――近鉄エクスプレスのタイムマネジメント運動

葛゚鉄エクスプレス(東京都千代田区、辻本博圭社長、社員・単体1036人、連結7510人)では、時間外削減プロジェクトとしてタイムマネジメント(TM)運動を全国展開中だ。仕事内容の棚卸とムダの洗い出しを行う「業務改革」とノー残業デーの設定、年休の計画取得促進などを通じた「意識改革」を運動の2本柱に据え、ワーク・ライフ・バランスの実現をめざす。「60点でいいからまず行動を」と呼びかける同社の活動ぶりを追った。

2007/12/10---追跡レポ

技能伝承と障害者支援を両立――デンソー・ユニバーサル五輪で結実

「技能五輪国際大会」と障害者による「国際アビリンピック」が初めて同時開催された「2007年ユニバーサル技能五輪国際大会」では、開催国である日本が、いずれの大会でも優秀な成績を収めた。なかでも、両大会に選手を参加させた潟fンソー(愛知県刈谷市、深谷紘一社長、従業員=単体・約4万人)では、複数部門で入賞を果たし、参加企業の注目を浴びている。技能伝承と障害者の技能習得への支援を同時に進める同社の活躍ぶりを追った。

2007/12/03---追跡レポ

“技術者天国”へようこそ――OKI

OKI(沖電気工業梶%結椏s港区、篠塚勝正社長、従業員・連結2万1380人、単独5579人)は、技術者が労働時間の20%を自分の好きな研究に充てられる「技術者天国」制度を導入した。同時に立ち上げた、社内SNS上で宣言し反響を確認、事業所の会議室を週1回開放する「サロン」で議論を重ねる中で、アイデアを形にしていく試み。技術者の研究意欲を高め、活性化につなげるとともに、自由な発想による新商品開発も狙っている。

2007/11/26---追跡レポ

非正社員対応の専門部署を設置――東海ゴム工業

東海ゴム工業梶i愛知県小牧市、成瀬哲夫社長、従業員・単体2699人、連結1万609人)が昨年、人事部内に設置した「ヒューマンサポート室」の取組みが軌道に乗っている。増加傾向にある派遣社員・再雇用者・障害者を管理・支援する専門部署として誕生。運営の中心を同社で長年労務管理を経験した再雇用者自身が担い、派遣社員のフォローシートを使ったチェック、悩み相談などを通じて、仕事へのモチベーション向上につなげている。

2007/11/19---追跡レポ

相互評価しCO2削減へ――TDKの省エネ対策

TDK梶i東京都中央区、上釜健宏社長、従業員・連結5万1614人)では、独自の「エネルギー管理内部監査員制度」を導入しCO2削減に成果を挙げている。現場の意見をもとに作成したチェック表を用い、各工場の担当者が相互評価するシステムで、競争意識を育てるとともに、監査員同士のコミュニケーション、情報交換も円滑になり改善スピードも上がった。

2007/11/12---追跡レポ

管理職の数値目標を早々達成――サトーの均等推進策

自動認識システムやデザインシールの提案、関連機器の製造・販売などで知られるサトー梶i東京都渋谷区、西田浩一社長、従業員1590人)のポジティブ・アクション推進策が成果を挙げている。全社員に向け宣言書を配布し均等意識を高めるとともに、職域拡大、職場環境改善に取り組んだ。女性管理職の数値目標を掲げ、部長職では前倒しで目標を達成。平成19年度均等・両立推進企業表彰で東京労働局長優良賞を受賞した同社の取組みを紹介する。

2007/11/05---追跡レポ

高齢者活用あの手この手――厚労省・高齢者雇用開発コンテスト優秀事例

少子高齢化の進展、改正高年法の施行を受け、高齢者活用が、企業の大きな課題になっている。中小企業にとって、厚生労働省「平成19年度高年齢者雇用開発コンテスト」最優秀賞を受賞した「部品工業」と、同優秀賞受賞の「菊地歯車」の2社の事例が参考になりそうだ。前者は、定年のないエージレス雇用を実現、勤務形態も自在に設定できる。後者は65歳までの継続雇用制度で、契約更新ごとに7段階評価による基本給の設定・見直しを行い社員のモチベーションアップにつなげている。

2007/10/29---追跡レポ

守秘義務徹底で利用者拡大へ――住友商事の企業内相談室

住友商事梶i東京都中央区、加藤進社長、従業員・単体4,717人、連結6万1,490人)の企業内なんでも相談室(SCGカウンセリングセンター)が盛況だ。ワーク・ライフ・バランス施策の一環として従業員の「心の健康づくり」を支援する。守秘義務の徹底で信頼が高まり、2年間で延べ400人以上が利用している。同じ問題が再発したときに自分で解決できるよう、自立を支援する姿勢も奏効。同センターのきめ細かい対応ぶりを追った。

2007/10/15---追跡レポ

入社後の職種変更柔軟に対応――ステラグループ

ステラグループ梶i東京都千代田区、富田有一社長、従業員153人)では、会社説明会で入社後の職種変更が可能な独自の研修システムをアピールし、新卒採用に効果をあげている。職種別採用の後、9カ月間を研修期間として希望職種別に仮配属されるが、人事が2カ月に1回、面談の機会を設け、本人のマッチングを確認し、希望に応じて職種変更に対応。より本人に合った働き方をともに考え、フォローしていくことで定着に結びつけている。

2007/10/08---追跡レポ

モノづくり・ヒトづくりに邁進――旭硝子の技術・技能伝承策

旭硝子梶iAGC=東京都千代田区、門松正宏社長、従業員・単独5856人、連結5万4228人)の「技術・技能の強化・伝承」活動が軌道に乗っている。技能の洗い出しと評価の仕組みづくり、評価結果に基づく教育体系の整備、優れた技術・技能者の認定制度などを構築した。昨年完成したモノづくり研修センターでは、理論と実習による「実・学一体教育」を展開。「モノづくりはヒトづくり」を実践する同社の取組みを紹介する。

2007/10/01---追跡レポ

障害者雇用・目標設定しやる気引き出す――大東コーポレートサービス

大東建託鰍ェ100%出資する障害者雇用のための特例子会社、大東コーポレートサービス梶i東京都港区、山崎亨社長、社員35人、うち障害者24人)では、複数配置した「障害者職業生活相談員」のアイデアと適切な指導を通じ、作業方法や手順の見直しを重ねつつ就労環境を改善することで障害者の定着を図っている。年間目標に加え2週間ごとに個人目標を設定し、一人ひとりのやる気を引き出し能力アップにつなげていることから、平成19年度障害者雇用職場改善好事例・厚生労働大臣賞に輝いた同社の取組みを紹介する。

2007/09/24---追跡レポ

帰宅ルート別に歩行訓練――山九の地震災害対策

物流事業と石油・石化設備の保全工事などの機工事業を展開する山九梶i東京都中央区、中村公一社長、従業員8675人)は、首都直下型地震に対する本社の対応策を構築、非常時のバイブルとして行動手順などをまとめた名刺サイズのサバイバルカードを作成・配布している。東京都の帰宅支援マップをもとに帰宅ルート別の歩行訓練や、各人が所属部署に安全確認メールを送る訓練などを実際に体験することで社員の危機管理意識を高めている。

2007/09/17---追跡レポ

短時間勤務から復帰スタート――IHIの復職支援特別勤務制度

IHI(旧石川島播磨重工業、東京都江東区、釜和明社長従業員6864人)では、私傷病による休職者の支援を目的に特別勤務制度を導入し、メンタルヘルス不調者の職場復帰に効果をあげている。主治医が完治と判断した後、職場復帰のスタート時に短時間勤務を認めるもので、期間は1〜4週間、1日4時間勤務が基本。1週間ごとに状況確認を行うなどきめ細かい対応も。モデルケースとして同社横浜事業所の実施状況を紹介する。

2007/09/10---追跡レポ

プリセット休暇を新設――コスモ石油

コスモ石油梶i東京都港区、木村 一社長、従業員1916人)では今年度から、年5日間の有給取得日を年度初めに指定する「プリセット休暇制度」を導入し、休めないホワイトカラーの取得促進に全社をあげて取り組んでいる。会社が3日、個人で2日を指定する。ワークライフバランス施策の一環で、働きやすい就業環境の提供により社員の活性化につなげる。女性社員の確保・定着に向け両立支援制度も拡充した。

2007/09/03---追跡レポ

新入社員研修を一元化――リンガーハット

長崎ちゃんぽんチェーンの潟潟塔Kーハット(本社・福岡市博多区、東京本社・港区高輪、八木康行社長、正社員591人、パート・アルバイト1万2370人)では、昨年4月より新入社員を対象に、全社的なカリキュラムに沿った店舗ごとのOJTに集合研修コースを組み合わせた体系的な研修制度を整備した。進捗状況を本社が一元管理することによりバラツキをなくし、育成と定着につなげる。トレーニングコンサルタント(TC)の店舗巡回頻度を増やし、親身な生活指導により脱落を防ぐ気配りも。

2007/08/27---追跡レポ

5項目の健康目標達成へ全社一丸――三菱電機グループ

三菱電機梶i東京都千代田区、下村節宏社長、連結従業員数10万2835人)では、生活習慣を見直し健康増進につなげるため、5つの重点項目で数値目標を定め、全社一丸で取り組んでいる。「適正体重の維持」「運動習慣の持続」「喫煙習慣の見直し」「毎食後の歯磨き」「ストレス対処能力の向上」に向けて事業所ごと、個人ごとに重点ポイントを決めて取り組む。事業所対抗で順位を競うなど遊び心も取り入れ、成果も徐々に上がりつつある。

2007/08/20---追跡レポ

大手企業で裁判員休暇制度の導入進む

一般国民が刑事裁判に参加する「裁判員制度」のスタートまで約2年、社員が裁判員(候補)に選ばれた場合に備え、裁判所に出廷する期間を有給休暇とする「裁判員休暇制度」の導入を検討する大手企業が増えている。CSR(企業の社会的責任)の一環として、社員が参加しやすい環境整備をいち早く進め、制度への理解を深める狙いだが、業務への影響を懸念する声もある。各企業の取組みを追った。

2007/08/13---追跡レポ

適任者を社内ネットで検索――コロムビアミュージックエンタテインメント

コロムビアミュージックエンタテインメント梶i東京都港区、廣瀬禎彦社長、従業員400人)では、イントラネット上の登録・検索システム“BEAT”の活用で社員の隠れた才能発掘に効果を上げている。社員が自らの特技や経験、やりたい仕事の希望などを登録。データベース化された情報を、適材適所の人事異動やプロジェクトメンバー選出につなげている。10年後の自分の姿なども書き込むため、長期スパンでの人材育成にも役立つ。

2007/08/06---追跡レポ

階層越えて朝まで討議――ケンウッドのファミリートレーニング

潟Pンウッド(東京都八王子市、従業員・単体1540人、連結4424人)では、昨年末から“ファミリートレーニング”をスタートさせた。職場単位で郊外に合宿して、部門長から一般社員までが寝起きを共にしながら朝まで問題解決に取り組む「タテの研修」だ。階層別研修(ヨコの研修)であらゆる層に学ばせている問題解決手法の実践編としての位置付けで、組織力アップと円滑なコミュニケーション醸成の役割を果たしている。

2007/07/30---追跡レポ

「任せて育てる」を実践――日本原料

日本原料梶i神奈川県川崎市、齋藤安弘社長、従業員65人)は、社内制度を活用し、業績アップと社員の能力向上を同時に達成している。誰でも自由なテーマで企画を提案し、発案者自ら組織横断的なチームのリーダーとなってプロジェクト活動を遂行する「21世紀プロジェクト」制度、1年限定で取締役権限を与え、大きな全社的命題に取り組むブルーバード(青年取締役)制度など、任せて育てる人材活性化策の成功の秘訣を聞いた。

2007/07/16---追跡レポ

新人教育担当を公募制に――アサヒビール

アサヒビール梶i東京都墨田区、荻田伍社長、従業員3672人)では、営業部門対象のブラザー・シスター(新人教育担当)制度を、今年度より公募制に衣替えした。ぜひ後輩を育てたいという熱意のある先輩に指導を任せることで教育効果の向上を狙ったもの。担当者による指導内容のばらつきをなくすために31項目のガイドライン(指針)も新たに作成した。新人とブラザー・シスターがともに育つ「共育」の成果を大いに期待している。

2007/07/09---追跡レポ

60歳以降再雇用へ4コース――東洋エンジニアリング

東洋エンジニアリング梶i千葉県習志野市、山田豊社長、従業員1045人)では、改正高年法の施行に合わせ昨年4月から独自の60歳以降継続雇用制度(パワフル・キャリアオプション制度)をスタートさせた。仕事の責任の重さなどにより雇用形態の異なる4つのコースを用意、能力・意欲に応じて働き方を選択できる仕組みだ。360度評価の結果を基に支給する「伝承・育成インセンティブ」も意識付けと実効性の両面で効果を上げている。

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