老舗呉服「千吉」社長を書類送検

京都上労働基準監督署は13日、事業停止で解雇した社員25人の退職金のうち、計約1億3400万円を期日までに支払わなかったとして、創業約450年の老舗呉服製造会社「千吉(ちきち)」(京都市中京区三条通烏丸西入、今年3月廃業)と西村吉右衛門社長(53)を労働基準法違反(賃金不払い)容疑で京都地検に書類送検した。

同署などによると、同社は昨年11月14日、事業を停止したが、解雇した社員25人の退職金計約1億8000万円のうち、計約1億3400万円を支払日までに支払わなかった疑い。

2004/04/14 毎日新聞