フレックスタイム制の留意点

フレックスタイム制を導入する際に留意することは何ですか?
フレックスタイム制により始業・終業時刻の決定を労働者に委ねても、労働時間を把握する義務はなくならないということです。また、勤務実態の把握は複雑になります。
労務問題一発解決バイブル無料購読

無料!経営者必見!
「労務問題、一発解決!」奇跡のバイブル
いますぐ会社を守る準備をしよう!

フレックスタイム制のメリット

フレックスタイム制を導入することによって、会社は、「残業時間の圧縮と面倒な労働時間管理からの解放」を求めます。

一方、労働者は、「自分のライフスタイルに合った労働時間の設定」を求めます。

このようにフレックスタイム制は、労使の思惑が異なる制度であるがゆえに、たとえば、顧客との接触がない専門的・裁量的な労働や、育児や介護を行う労働者にとっては、利用価値が高いでしょう。

フレックスタイム制の留意点

しかし、安易に制度を導入すると、トラブルの元にもなりかねませんので、導入には慎重を期すことが必要です。

まず、フレックスタイム制を導入すると、労働者に始業・終業時刻の決定を委ねることになります。
そのため、たとえば、全員集合して朝礼を行ってから業務に従事するという会社では、導入できません。

また、労働者が、何時に出勤するのか分からなれければ、早出命令もできないことになります。

そして、職場の業務はそれぞれ関連性をもっているので、同僚が何時に出勤してくるのかが分からないのでは、いろいろと不都合が生じることも考えられます。

そのほか、顧客から連絡が入ったときに、「○○さんはフレックスなので、何時にお返事できるかわかりません。」という答えは、顧客にしてみれば失礼な話です。

労働時間は把握しなければならない

さらに、フレックスタイム制によって、始業・終業時刻の決定を労働者に委ねたとしても、会社は、各人の労働時間を把握する義務から逃れることはできません

出勤時刻と退勤時刻が一人ひとり異なれば、勤務実態の把握はさらに複雑になり、手間がかかるでしょう。

「会社を守る就業規則」徹底解説セミナー

「会社を守る就業規則」徹底解説セミナー

竹内社労士事務所の代表である竹内が、最新の法改正や労働事情を踏まえ、2023年度版に改訂した最強の就業規則をベースに、法的根拠やトラブル事例、判例などを豊富に交え、会社を守るポイントをわかりやすく解説します。

「会社を守る就業規則」徹底解説セミナー開催予定

2024/03/22(金)受付開始 9:00 セミナー開始 9:30~16:30 空有
2024/04/19(金)受付開始 9:00 セミナー開始 9:30~16:30 空有
2024/05/24(金)受付開始 9:00 セミナー開始 9:30~16:30 空有  
※4月19日(金)開催より、2024年度版にリニューアルして開催いたします。


就業規則セミナー
就業規則マニュアル(正社員用)
就業規則マニュアル(非正規社員用)

オンライン動画「会社を守る就業規則」徹底解説セミナーのご視聴方法

社長を守る会の方は、「アンカー・ネット」会員マイページにログイン
するだけで、すべてのコンテンツを、購入することなくご利用になれます。


社長を守る会以外で会員マイページをお持ちの方は、
下のボタンからログインして、オンライン動画のご購入とご視聴が可能です。

会員ログインして購入

当サイトで初めてご購入される方会員マイページをお持ちでない方は、
最初に、下のボタンから無料会員登録を行ってください。

会員登録後、上のボタンまたは会員マイページ内からご購入いただけます。

新規会員登録して購入


労務問題一発解決バイブル無料購読

無料!経営者必見!
「労務問題、一発解決!」奇跡のバイブル
いますぐ会社を守る準備をしよう!

改正労働基準法レポート
就業規則講座のカテゴリー
作成・手続 構成・総則 採用・試用 人事制度
退職・解雇 服務規律 労働時間 休日
有給休暇 賃金 安全衛生 懲戒・賠償